澤田家文書

更新日:2015年2月18日

 澤田家文書は、北野村(現在の所沢市小手指南)において、澤田(沢田)泉山せんざんが開いた寺子屋及び漢学塾関係の文書で、入門者の全名簿や教育内容を示す教科書、指導方法を示す泉山の多数の著書などの教育資料が豊富に残存しています。
 沢田さわだ泉山せんざんは、文政6年(1823年)入間郡北入曽村(現在の狭山市)の本橋家に生まれ、弘化3年(1846年)に北野村の澤田家を嗣ぎます。安政2年(1855年)「北広堂ほっこうどう」を開いて郷党の指導に力を注ぎ、多数の地域指導者を育成しました。幕末・明治期に「北広堂ほっこうどう」で学んだ筆子と門弟の出身地は、村内をはじめ入間郡・多摩郡・高麗郡・江戸など広範囲に及んでいます。
 同家文書の特色は、寺子屋から学制頒布による小学校への展開を示す多数の資料が存在することで、近代地方教育の先駆的な実践記録として貴重です。
【指定年月日】平成19年4月1日

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