長源寺諸堂古絵図

更新日:2019年3月7日

 この古絵図は、寛政2年(1790年)11月に長源寺が奉行所に対して、諸堂の配置と坪数を報告するため作成したものと思われ、表題は「差上申寺中坪数諸堂絵図面之事」となっています。
 これによると、長源寺は朱印高10石、1万坪の境内には庫裡、茶堂、物置、雪隠、氷川社、神明社、鎮守社などがあり、、さらに消失した本堂、方丈、祖堂、衆寮、玄関、土蔵、鐘楼、中門、惣門が礎だけになっていると記されています。
 惣門・中門・本堂・祖堂は、南北一直線に配置されています。また、修業僧が生活する建物である衆寮の面積は約79平方メートルもあるので、かつて長源寺が修業僧を受け入れた禅寺であったこともわかります。
 焼失前の長源寺の伽藍配置や規模を知ることができるとともに、所沢地域の寺院建築を考察する上でも貴重な資料です。
【指定年月日】昭和48年9月7日
注釈:こちらの文化財所在地については、都合により記載しておりません。
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