濁り水が発生したら

更新日:2022年11月24日

濁り水が発生したら

  • 上下水道局では、濁り水が出ないように、水道事業に努めていますが、水道工事(水道管の布設替え)や火災(道路上にある消火栓の使用)等により濁り水が発生することがあります。
  • 公道に埋設されている水道本管だけでなく、宅地内の給水管(水道管)が原因により濁り水が発生することもあります(しばらく使用していなかった蛇口の水の使い始め、水道管の凍結の後など)。
  • 濁り水は、水道管に長い年月の経過・劣化により「鉄さび」が付着し、それが水の流れ(圧力)の変化によって剥がれ落ちる、茶色(場合により、赤色や黄色)の水のことです。
  • 濁り水が発生した場合は、一定時間、勢いよく水を流し続ければ、さびの剥がれがおさまっていき、徐々に透明な水に回復していきます。
  • なお、蛇口から白い色をした濁り水が出ることがありますが、これは、水に空気が混ざったものですので、コップ等にくみ置きすると、徐々に澄んで透明になります。この場合は使用に問題ありません。

蛇口から茶色・赤色・黄色の濁り水がでたら

  • 短時間で濁り水がおさまる場合は、宅地内の水道管がさびていると考えられます。宅地内の水道管(給水管)のさびが原因で、たびたび発生する場合は、管の交換を考える必要があります。交換する場合は、「所沢市指定給水装置工事事業者」に依頼して下さい(自己負担/有料になります)。
  • 濁り水が長時間続く場合やご近所でも水が濁っている場合は、公道に埋設されている水道本管が原因(さびや漏水など)で水が濁っているおそれがあり、本管の洗浄作業や修繕などを行う必要がありますので、上下水道局へ連絡して下さい。
  • エコキュートや受水槽などのように、水道水をためる施設(タンク等)がある場合は、施設に取り付けられているバルブ(止水栓)等で止水し、施設(タンク)内に濁り水が入らないようにしてください。
  • 鉄さびは、トイレ(タンク)、給湯器、浄水器などに詰まってしまうことがあります。トイレ、給湯器、浄水器などを使用する場合は、これらの設備がついていない蛇口で、濁りがおさまったことを確認した後にして下さい。

水道工事中などに、どうしてもトイレを使用する場合は、あらかじめバケツや浴槽などにきれいな水をため置きしておき、用を足した後、水がはねるのに注意して(新聞紙をしく等して)、便器ボウル面の中心をめがけて、ためていた水をバケツ等から多めに勢いよく流し込んでください。
トイレのタンクでなく便器の排水路は、水の重さで流れる仕組みになっており、詰まりにくく、断水の時と同じ対応になります。

安全性について

  • 茶色などの濁り水の原因となる「鉄さび」は、主に水道管に由来するものです。鉄は人体にとって必須元素のひとつですので、誤って濁り水を飲んでも健康に被害はありません。
  • 血液が赤色をしているのは、酸素を体内に運搬している赤血球中のヘモグロビン(色素タンパク質)に含まれている鉄が、「鉄さび」と同じように酸化したためです。鉄分を多く含む温泉(含鉄泉)のお湯が濁っている色(茶褐色、赤色、黄色)も、「鉄さび」と同様に、鉄と酸素とが反応して生成した酸化鉄などによるものです。
  • ただし、濁り水は、水道水質基準(※水道水質基準と解説)から外れている可能性がありますので、濁りがおさまるまで流し、バケツ等にため、水まき等に使用してください。

関連リンク

お問い合わせ

所沢市 上下水道局 給水管理課
住所:〒359-1143 所沢市宮本町二丁目21番4号
電話:04‐2921‐1082
FAX:04‐2921‐1094

[email protected]

本文ここまで