生活習慣病について知ろう

更新日:2024年3月1日

生活習慣病とは

生活習慣病は、食習慣や運動習慣、休養、喫煙、飲酒などの生活習慣が深く関与し、それらが発症の要因となる病気のことをいいます。
がんや、心臓病、脳卒中、糖尿病、COPD(慢性閉塞性肺疾患)は生活習慣病に含まれ、私たちの医療費の約3割、死亡者数の約6割を占めています。急速に進む高齢化を背景として、その予防は私たちの健康を守るためにとても大切です。

メタボの人は生活習慣病に要注意

腹囲(おなか周り)を基準として、さらに「高血糖」「高血圧」「脂質異常」のうち2つ以上当てはまると、メタボリックシンドローム(内臓脂肪型肥満)と診断されます。
メタボの人は生活習慣病を発症するリスクが高く、大きな病気に繋がりやすいので注意が必要です。


メタボリックシンドロームの診断基準

生活習慣病予防のポイント

定期的に振り返る

定期健診は健康への第一歩

健康診断では、血液検査や尿検査、エックス線検査などを通して、病気のリスクを早期発見し、治療や健康維持に役立てることができます。定期的な健康診断で健康状態をしっかりチェックすること、そして生活習慣を振り返り改善することが大切です。

特定健診とは?
40歳~74歳の方を対象に、メタボリックシンドロームに着目した健診を行います。
健診結果によって特定保健指導の「動機づけ支援」「積極的支援」と判定された方は、医師・保健師・管理栄養士などの専門職による生活習慣改善のための保健指導を受けることができます。

「健診・予防3分間ラーニング」は、性別・世代別の健診目的や健診結果の判定区分・検査値の意味などをアニメーションで分かりやすくまとめている創新社によるYouTube動画です。忙しい方でも、1コンテンツ3分程度でご視聴いただる動画です。健康づくりのために、スキマ時間を有効活用しましょう。

日頃から予防する

適正体重を維持しよう

自分の適正体重は、ボディ・マス・インデックス(Body Mass Index/BMI)という肥満度を使って簡単に知ることができます。基準値内に入っていると病気のリスクが少ないと言われ、22が最も健康的でバランスが良いとされています。
BMIの出し方
BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
肥満そのものは病気ではありませんが、増えすぎた内臓脂肪からは悪玉物質が分泌され、高血圧や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病につながります。
体重を1kg減らすと見た目にはウエストが1cm細くなると言われます。また、体重の3~4%減らすと健診の検査数値もよくなり、生活習慣病予防に効果があります。

適正体重の範囲
年齢 目標とするBMI
18~49歳 18.5~24.9
50~64歳 20.0~24.9
65~74歳 21.5~24.9
75歳以上

21.5~24.9

からだを動かしましょう

普段から元気にからだを動かすことは、生活習慣病予防だけでなく、心身の健康に作用し、さまざまな病気の予防につながります。
いつでもどこでも一人でもできるウォーキングがお勧めです。健康のためには1日8,000歩が目標です。ふだん歩いていない人は、今より10分長く歩くようにしましょう。 忙しい人は隙間時間に「ながら運動」を取り入れて、65歳以上の人は日常生活の中で小まめに体を動かすのも良いでしょう。
まずは、階段を使う、少し遠くのスーパーに歩いて行ってみるなど、普段の生活で今より10分多く動くことを意識してみませんか。

いつでもどこでも+10(プラステン)でからだを動かす機会を増やしましょう


私のアクティブプラン

野菜のパワーでおいしく健康に

野菜には体内のバランスを整え細胞を活性化させるビタミンやミネラル、腸内環境を整える食物繊維が豊富に含まれ、生活習慣病予防だけでなく様々な病気の予防にも効果があります。
1日350g以上食べることが目標ですが、日本人の野菜の平均摂取量は、成人男性で約290g、女性で約270g。目標までわずか70g!1日3食規則正しく食べることはもちろん、あともうひと皿の野菜をプラスで、さらなる健康度アップを目指しましょう。

お酒と上手に付き合いましょう

過度な飲酒、長期間お酒を飲み続けることは、肝臓のアルコール分解能力を弱めて、生活習慣病のリスクを高めます。
適正な飲酒量は、1日当たり純アルコール20g未満です。
長く楽しくお酒と付き合うためにも、飲みすぎないように気を付けたり、週に2日の休肝日を設けたりしながら、肝臓を労わりましょう。

禁煙しましょう

タバコには5,300種類以上の化学物質と、70種類以上の発がん物質が含まれ、がんをはじめCOPD、動脈硬化などの要因になります。近年利用者が急増している「加熱式タバコ(アイコス、グロー、プルーム・テックなど)」にも多くの有害物質が含まれ、見えていなくても喫煙者が吐いた息には有害物質が含まれており、気づかないうちに周りの人へ健康被害を与えているかもしれません。
ニコチン依存症は病気です。喫煙者自身の健康、周囲の健康のためにも減煙ではなく、「禁煙」を目指しましょう。
周囲に禁煙宣言したり、吸いたくなったらガムを噛む、歯磨きをするなどの離脱症状への対処方法を考えておくと良いでしょう。また、禁煙外来を活用することで、禁煙成功率は4~6倍になり、約75%の方が禁煙に成功します。

生活習慣病予防の関連情報

「健康寿命をのばそう。」をスローガンに、国民全体が人生の最後まで元気に健康で楽しく毎日が送れることを目標とした厚生労働省の国民運動です。

「e-ヘルスネット」は、生活習慣に関連する病気の情報や、毎日の生活習慣を改善するヒントとなる情報を、各分野の専門家が解説するものです。それらにかかわるわが国の健康施策、専門用語の解説なども掲載しています。

日本全国の地方自治体や企業・団体などで、健康づくりの取り組みを検討・実施されている方々に向けた、健康づくり支援の総合情報サイトです。

引用元「糖尿病ネットワーク」糖尿病患者さんや医療スタッフの皆さんに役立つ、スマートフォン用アプリとWebツールを紹介されています。糖尿病患者以外でも、生活習慣病予防のため健康管理にご活用ください。

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お問い合わせ

所沢市 健康推進部 保健センター健康づくり支援課
住所:〒359-0025 所沢市上安松1224番地の1
電話:04-2991-1813
FAX:04-2995-1178

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